【日刊】わたしの日常

私の日常は誰かにとっての非日常

ご飯の思い出

子どもの頃、ご飯が食べられなかった。

別に親から食事を与えられなかった訳ではなくて、自分の意思の問題で食べることができなかった。

 

朝は何を用意してもらっても白米二口と梅干しを食べて、あとは排水に押し込んで捨てたりゴミ箱に捨てたり、口に押し込んでくしゃみする振りしてティッシュに出して捨てていた。

味噌汁は好きだから飲んでいた。

 

昼は給食が小中であった。お腹はすいてるはずなのに食べられなかった。

お魚と牛乳は大丈夫で、カレーとかの丼物にできる汁物も勢いがつけられたら大丈夫。

でもお肉はまるっきり食べられなかった。

野菜も歯に当たる摩擦が気持ち悪くて学校給食のは舌に乗せることもできなかった。

 

夜は一日の中で一番食べられる時間だった。

野菜や筑前煮が好きでちまちま食べた。白米やほかのお肉が出ると食べられなかった。

お魚が出ると何時間かけてもゆっくり自分の納得がいくまで食べた。

 

高校に上がってお弁当になると、手のひらサイズのタッパーに2分で食べられそうな量を詰めて持っていった。それでも食べ切ることが出来ず残した。

 

思い出すとなんて失礼でもったいない生き方をしてきたんだろうって悲しくなる。

偏食ではなかったと思うけど周りからは偏食だと怒られて食べる気がますます無くなった気がする。

 

今は自分の好きなお魚や野菜を中心とした食事を作ることでお残しせずにいられている。

それと、気に入ったスープが見つかった。

 

コーンクリーム

人生が変わる味

 

赤味噌の味噌汁

実家では合わせ味噌だったから新鮮な味

野菜いくら入れてもごまかせる万能さ

 

 

明日は他にも好きになれる食べ物が出てきたら嬉しい