【日刊】わたしの日常

私の日常は誰かにとっての非日常

ひたむきに強く生きるあなたに、花束を。

おはようございます。

くじらのワンピース

 

今日はTwitterで知り合った人の写真展に行ってきました。

昨日の夜、8月はめっきり仕事に行けず、心病んで食事も一切取らなかった。不思議と生きてる。

そんな私が思い立ったから。

まず便箋を書いた。

私の好きな空の写真みたいな便箋を。多分見た事ある人が多いかなり安い便箋。

お気に入りの万年筆に入れたインクは秋桜という名前。

ちゃんと意味があってこの色にした。

あっという間に書き終えて、お気に入りのマスキングテープで封をした。

 

そして今日だ。

 

朝一番眠れなくて怖くて死にたくて殺してほしくて行くことをやめかけた。

でもグッとアクセルを踏んだ。

 

お気に入りのワンピースはくじら模様。

空を泳ぐようなくすんだ水色。汗が目立ちそう。

ちょっとだけ厚手。

5月におろしたお気に入りの革靴。

4年間愛用してるリュックサック。

コロナウイルス対策としてあれこれ持って行った。

電車に40分揺られて、駅から10分と書いていたけど、迷いに迷って、見つけたと思ったら美容院で、カフェで、病院だった。

汗ダラダラで調子に乗って下ろしてきた髪の毛をかき分け、ティッシュで顔を拭き、なれないスマホで地図を確認した。

もちろん、くじらのワンピースもベタベタだ。

きっと足も臭い。

 

やっとこさそれらしきお店を見つけるも、お店の窓の地図が理解できない。

店員のお兄さんが窓をゆったり開けて「なにかお探しですか?」と声をかけてくれた。

「ここで合ってますよ、隣のドアを押してどうぞ」と。

 

ゆっくりゆったりドアを開けて入店。

 

涼しかった。

 

 

くじらも涼しい顔をした。

 

 

視線を上に向けると、写真があった。

言葉があった。

 

どれくらいの時間だろう。案外10分ほどだったのかもしれない。

一通り見てからメッセージカードを書いた。

そんなものあると思わなくて、便箋を書いていたのに。

持ってきた便箋はこっそり隠してきた。

 

写真集もあって、その目線という観点に驚いた。考えたことはあったけど驚いた。

 

結婚記念の写真集にも末筆ながら書かせていただいた。

名前はわからないだろうけど本名にして出した。

 

もう一度ゆっくり見て帰ろうとした時、

 

場所を教えてくれたお兄さんが、「あゆみちゃんのお友達なら写真撮ってもいいですか」と。

 

私は最初遠慮したけど、出口間際、

 

「すみません。やっぱり撮ってもらってもいいですか」

 

と尋ねた。

 

私だけがお友達だと思ってるかもしれない。けれど、私にとっては大切なお友達だ。

ここに写らないわけはない。なんて解釈した。

 

どこで写ればいいですかと聞くと、

ここら辺に立ってもらってと言われて立った。

 

思いっきし笑って。マスクが暑くて。

 

 

帰りの電車、時計を見るのを忘れた。

でも時間は関係なかったからぼーっと空を見て電車に40分揺られた。

撮っていただいた写真のことを後悔した。

 

あの写真展で、立って写真を撮るべきではなかったと。

 

何故しゃがまなかったのかと。

 

あれだけの言葉で目線や、優しいだけじゃないことを伝えてくれていたのに。

 

でもその後悔がまた今後に生きるかも知れない。

 

今日、写真展に行けて本当に良かった。

 

暑かった。

 

明日、

明日こそはお仕事に行きたい。

 

でも怖くて全身が殴られるようで行けない自分が目に浮かぶ。

 

ひたむきに強く生きるあなたに、花束を。

 

ぴっぴこぴ。